顎関節症の原因は首!?

咀嚼筋とは?顎を動かす4つの筋肉

私たちが食べ物を噛むときに働くのが「咀嚼筋(そしゃくきん)」です。主に以下の4つの筋肉が関係しています。

1. 咬筋(こうきん):頬の奥にあり、顎を引き上げて強く噛む働きをする。

2. 側頭筋(そくとうきん):こめかみにあり、顎を閉じたり引いたりする働きをする。

3. 内側翼突筋(ないそくよくとつきん):顎の内側にあり、咬筋とともに噛む力を強める。

4. 外側翼突筋(がいそくよくとつきん):顎の関節を前に動かし、口を開けるときに使う。

これらの筋肉がスムーズに働くことで、私たちは食事をしやすくなります。

ゴリラと人間の側頭筋の違い

ゴリラは草や木の実をすりつぶすために強い咀嚼力が必要です。そのため、こめかみにある側頭筋がとても発達しており、頭のてっぺんまで盛り上がるほどです。一方、人間の側頭筋はそこまで発達しておらず、言葉を話すために舌や口の細かい動きが優先されるようになっています。

ストレートネックと顎の関係

最近、「ストレートネック」と呼ばれる、首のカーブが失われた状態の人が増えています。スマホやパソコンを長時間使うことで、首が前に突き出た姿勢になり、次のような影響が出ます。

1. 咀嚼筋の緊張:首が前に出ると、顎の位置がずれ、咀嚼筋に負担がかかる。

2. 舌骨下筋(ぜっこつかきん)の影響:舌を支える筋肉(舌骨下筋)が緊張し、顎の動きが制限される。

3. 顎関節症のリスク増加:顎の筋肉が硬くなることで、口を開けにくくなったり、痛みが出たりする。

まとめ

顎関節症は、顎だけでなく首のポジションが大きく関係しています。ストレートネックを防ぐためには、長時間のスマホ使用を控え、正しい姿勢を意識することが大切です。顎の痛みや違和感を感じたら、首の位置を見直してみましょう!