「しっかり寝たのに疲れが取れない」「夕方になると頭がぼーっとする」――そんな慢性的な疲れ、もしかすると“低血糖”が関係しているかもしれません。
低血糖とは、血液中のブドウ糖(血糖)が必要以上に下がってしまう状態のこと。エネルギー源が不足すると、体はそれを補おうとして、アドレナリンやコルチゾールといったホルモンを分泌します。アドレナリンは一時的に元気を出す働きがありますが、過剰に分泌されるとイライラや不安感、動悸を引き起こします。コルチゾールはストレスホルモンと呼ばれ、分泌が続くと免疫力の低下や疲労感を招くことも。つまり、低血糖状態が続くと、これらのホルモンが乱れ、心身のバランスが崩れやすくなるのです。
特に注意が必要なのが「機能性低血糖」と呼ばれるタイプ。これは、食事によって急激に血糖値が上がったあと、インスリンが大量に分泌され、逆に血糖値が下がりすぎてしまう状態です。主に、白米やパン、甘いお菓子などの糖質を多く摂る食生活が原因になります。血糖値の乱高下を繰り返すことで、結果的に慢性的な疲労や集中力の低下が起きやすくなります。
つまり、慢性的な疲れの原因が「睡眠不足」や「ストレス」だけでなく、「血糖コントロールの乱れ」によるものの場合もあるということです。
まとめ
毎日の食事内容が、あなたの体と心に大きく影響しています。疲れがなかなか取れないと感じたら、まずは糖質中心の食事を見直してみましょう。ごはんやパンを控えめにし、たんぱく質や食物繊維をバランスよく取り入れることで、血糖の安定とともに、体も心も少しずつ元気を取り戻せるかもしれません。