「生理痛は食事で変わる?」

生理痛とプロスタグランジンの関係

生理のとき、お腹がキリキリ痛むことがありますよね。この痛みの主な原因は、「プロスタグランジン」という物質です。プロスタグランジンは、子宮を収縮させて経血を外に出しやすくする役割があります。でも、分泌量が多すぎると、子宮の収縮が強くなりすぎて、痛みとして感じてしまうのです。

つまり、生理痛がひどい人は、このプロスタグランジンが多く出ている可能性があります。

プロスタグランジンとリノール酸の関係

では、このプロスタグランジンが増える原因のひとつに「リノール酸」という脂肪酸があります。リノール酸は、サラダ油やマーガリン、お菓子、揚げ物などに多く含まれる油です。体に必要な成分ではありますが、摂りすぎると体内でプロスタグランジンを作りやすくなります。

特に、生理前や生理中にこの油を多くとっていると、プロスタグランジンが増えてしまい、生理痛が強くなることがあるのです。

まとめ

生理痛の裏には「プロスタグランジン」が関わっていて、その量に影響を与えるのが「リノール酸」などの食生活。もちろんすべての人に当てはまるわけではありませんが、もし生理痛がつらいと感じているなら、毎日の食事を少し見直してみるのも一つの方法です。油の種類や量を意識するだけで、痛みがやわらぐかもしれませんよ。