
「やらなきゃいけないのに、つい甘い物に手が伸びてしまう…」
「また失敗した、私は本当に意志が弱い…」
ダイエットをしていると、こういった自己否定の声が頭の中に浮かんでくること、ありませんか?
でも、アドラー心理学の視点から見ると、これは“意志の弱さ”ではなく、目的を持って選んでいる行動だと捉えます。
どういうことかというと、「食べてしまう」ことにも何らかの意味がある。
たとえば「本当は頑張りたいけど、うまくいかなかった時に傷つきたくない」から、自分を甘やかす選択をしているかもしれない。
つまり、“自分を守るために”その行動をとっているとも言えるんです。
ここで大事なのは、「じゃあ自分はどうなりたいの?」という未来志向。
過去の失敗や今の気分に振り回されるのではなく、「私は健康的な体で、自分をもっと好きになりたい」という目標にフォーカスしてみること。
そして、アドラーが強調したもう一つの考え方が「課題の分離」。
他人にどう見られるか、評価されるかは“他人の課題”。
「ちゃんと痩せてるね」「まだそんな体なの?」といった言葉に振り回されていると、自分の本当の目的が見えなくなってしまいます。
あなたがダイエットをする理由は、他人の期待に応えるためではなく、自分の人生をより良く生きるためのはずです。
【まとめ】
ダイエットは「意志の強さ」で乗り切るものではありません。
むしろ、自分の行動の目的に気づき、未来の自分に責任を持つこと。
他人の目を気にしすぎず、「私はどうなりたいのか?」を軸にしていくこと。
アドラー心理学は、そのヒントを私たちに与えてくれます。
「できなかった自分」を責めるのではなく、「これからの自分」を信じてあげましょう。