股関節の違和感と変形性股関節症とは?
なんとなく足の付け根に違和感がある、長く歩くと疲れやすい…そんな症状はありませんか?それは「変形性股関節症」の始まりかもしれません。
変形性股関節症とは、股関節の軟骨がすり減って関節に負担がかかり、痛みや動かしにくさを感じるようになる病気です。初期には「違和感」程度の感覚ですが、進行すると階段の昇り降りがつらくなることもあります。
骨盤底筋と内閉鎖筋、そして股関節の安定性
実は、股関節の安定に大切なのが「骨盤底筋」や「内閉鎖筋」という筋肉です。骨盤底筋は、骨盤の底で内臓を支える筋肉群。一見、股関節とは無関係に思えますが、実は深く関係しています。
内閉鎖筋は、股関節の奥にある筋肉で、骨盤の内側から大腿骨に向かって伸びています。この筋肉は骨盤底筋と連動して働くことで、股関節の「求心力(=関節を正しい位置に引き寄せて安定させる力)」を高めます。
骨盤底筋が弱っていたりうまく働かないと、内閉鎖筋との連動がうまくいかず、股関節に余計な負担がかかってしまうのです。これが「違和感」や不安定感の原因になることがあります。
まとめ
股関節の違和感は、単なる疲労や年齢のせいと思われがちですが、骨盤底筋や内閉鎖筋などの深部の筋肉のバランスが関係していることがあります。
違和感の段階で気づき、骨盤底筋を含めた体の深部の筋肉を整えることが、股関節の健康を守る第一歩になります!