固定視とは?
なかなか聞き慣れない言葉で固定視と言います!
「固定視(こていし)」とは、視線を長時間同じ場所に固定することを指します。スマホやパソコン、読書などをしていると、自然と目が一点に集中しがちです。まばたきの回数が減り、目の動きが少なくなる状態が「過剰固定視」です。これは私たちの日常生活の中で無意識に行われていることが多く、疲労や姿勢に大きな影響を与えています。
固定視と首の関係
人間の視覚は、身体のバランスを保つための大切な情報源です。そのため、目が一点に固定されると、身体もその視点を安定させようとします。このとき、首や肩の筋肉が緊張して、姿勢を無理に保とうとするのです。
たとえば、スマホを見ているとき、目は画面に集中します。それに合わせて首が前に出たり、傾いたりします。この不自然な姿勢が続くことで、首の後ろや肩周りの筋肉が常に緊張し、血行が悪くなります。その結果、首コリや肩コリ、さらには頭痛まで引き起こすことがあります。
特にデスクワークの人は、長時間にわたって画面を見続けることで、首まわりの筋肉が硬直状態になりやすく、慢性的な不調につながりやすいのです。
まとめ
首の緊張やコリに悩まされている人は、「目の使い方」を見直してみましょう。長時間の視線固定を避けるためには、1時間に一度は目を画面から離し、遠くを見る習慣を取り入れることが効果的です。視線を動かすことで、首や肩の緊張もほぐれ、身体全体がリラックスしやすくなります。
目と首はつながっている――それを意識するだけでも、日々の疲れはずっと軽くなるかもしれません。