筋トレが逆効果?体に合わない落とし穴

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健康やダイエット、見た目の改善を目的に、筋力トレーニング(筋トレ)を始める人は年々増えています。確かに筋トレは体を強くし、代謝も上がる素晴らしい運動です。しかし、すべての人にとって万能というわけではありません。特に「体の緊張が高い人」にとっては、思わぬデメリットも存在します。

身体の緊張とは、筋肉が常に固くこわばっている状態を指します。ストレスが多い人や、デスクワークなどで姿勢が悪くなっている人に多く見られる傾向です。この状態で筋トレを始めると、本来なら使いたい筋肉ではなく、すでに緊張して固くなっている筋肉ばかりを使ってしまうことがあります。これにより、筋肉のバランスが崩れ、関節や腰、肩などに負担がかかりやすくなります。

例えば、肩こりがひどい状態で腕立て伏せを無理に続けると、肩の筋肉ばかりに力が入り、痛みや怪我の原因になってしまうのです。また、緊張が高い状態では呼吸も浅くなりがちで、筋トレ中にうまく酸素を取り込めず、パフォーマンスが下がることもあります。

まとめ:

筋トレは確かに素晴らしい健康習慣ですが、自分の体の状態を無視して始めてしまうと、かえって体を痛める原因になります。特に体がいつもこわばっている、呼吸が浅いと感じる方は、まずストレッチや呼吸法などで緊張を緩めることから始めましょう。正しい準備が、効果的で安全な筋トレへの第一歩です。