食後のだるさ…それ、機能性低血糖かも?

「お昼ごはんの後、急に眠くなったり、頭がぼーっとする」

そんな経験はありませんか?

それは、機能性低血糖が原因かもしれません。

機能性低血糖とは、食後に血糖値が急激に下がってしまう状態のこと。

通常、食事をすると血糖値が上がり、それに合わせてインスリン(血糖を下げるホルモン)が分泌されます。

しかし、「インスリンの出方が遅れる」あるいは「効きづらい(インスリン抵抗性)」体質の場合、血糖値が一度グッと上がったあと、反動で急激に下がってしまうことがあります。

この急激な変化によって、めまいや疲労感、イライラ、眠気などが起こるのです。

そしてその症状は、起立性調節障害ととてもよく似ています。

まとめ〜体のリズムを整えるには?

起立性調節障害と機能性低血糖は、どちらも「自律神経の乱れ」や「ホルモンバランス」が関係しています。

特に食後に調子が悪くなる方は、「食べるもの」「食べ方」「食べるタイミング」を見直すことも大切です。

急に血糖が上がりやすい食事(甘いものや白米・パンだけの食事)を控え、

たんぱく質や食物繊維を先に摂る「食べ順」を工夫するだけでも、体調が安定しやすくなります。

自分の体のサインに気づき、無理をせず整えていくことが、回復への第一歩です。

一人で悩まず、まずは「なんだか調子が悪い」と感じたその感覚を、大切にしてくださいね。